HPSK(Hybrid Phase Shift Keying)

2001/03/24



ETRIとMotorolaが 提案した変調方式で 振幅変動が小さいために 線形領域が少ない低価格なアンプを用いることができる。
PAPR(Peak-to-Average Power Ratio)が通常のQPSKと比較し1,2dB小さい。(参照:資料1)

**** 変調 ****

ぐるぐるまわっちゃいます。
送信データ = S(k) x C(k) x ej(π/4 + π/2 x k) ・・・ 式(1)

S(k): スクランブルコード
C(k): シグニチャ
k: チップ番号


**** 復調 ****


(参照:資料1)


どうして,振幅変動が小さいのか?
まずはPSK:位相変調 で考えてみる。
ある時刻 t=t0の点Aから 次のシンボル(時刻t=t0+ts)点Bへの遷移で
原点Oからの距離が最小となるのは(フィルタリングを考慮しないと)点Cのときで,
そのときの距離はA,B間の位相差をΔθとするとcos(Δθ/2)となる。
振幅の最小値,すなわちcos(Δθ/2)が大きいほどばらつきは小さくなり
振幅変動が小さくなる。


π/n PSKでは位相差Δθ=π/n×k(kは整数) となり
このままではk=0のときにcos(Δθ/2)=0となり振幅変動が大きくなる。
ここで位相シフトを加えてみるとΔθ=π/n×k+θs となる。
kは任意の整数を取りうるので cos(Δθ/2)を最大にするにはθs=π/2nとなる。

例えばπ/4シフトQPSKでは,QPSKがΔθ=π/2×kだからπ/4シフトってなってる。
3GPP規格ではHPSKが使用されるのはULのPRACHプリアンブルのみで,
PRACHプリアンブルは実数部のみの変化なのでBPSKとなっている。
よってπ/2シフトさせれば振幅変動を小さくできる。
これを表現したのが式(1)のexpの部分である。
参考文献(3gpp FTPサイトより) 資料1

CDMAトップへ